クラブDJ活動のお話をします。

僕のDJネームは
「deadzone(デッドゾ−ン)」といいます。
(はじめは
「DJ YO」とか名乗っていたのですが
あまりにも普通過ぎるので
DJネームをつけたのでした)
deadzoneという言葉は、
敬愛するスティーブン・キング先生、彼の小説の作品名から拝借しました。
未来を予知することができる能力、それを発揮できる脳の領域がデッドゾーンである…、そういう小説なのですが、
別に超能力を使えるになりたかったわけではもちろんなくて、
ただ単純に響きがよかったのと、
デッドとかデスとか死を連想する言葉を入れたかったのですね。
(そういや、
ジョジョの荒木先生も、キング作品からいくつかキャラクターの名前を拝借していていますね)
寄生獣のミギーのごとく「名前なんてどうでもいい」
なんてはき捨てることは僕にはできなくて、
DJネームとか、ペンネームとか、名前を考えるとき非常に悩みます。
自分の子供が生まれるときはたぶん一年くらい悩むだろうと思う。
思えば、「ぼくは16角形」とか「田中ようた」とかいうペンネームにはいまだに満足していないし、
この「deadzone」という名前をつけるときも、かなり悩んだのです。
凄惨な殺人事件のニュースや下世話な芸能人の離婚ニュースが
「視聴率」という金銭的価値で同列に語られてしまう、
資本主義のシステムの一面を狂っていると思うし、
根本的には憎んでいるものの、
それらすべてを否定してニートやホームレスになるのはかっこ悪くてイヤです。
「ニート」を選択することは、資本主義に負けることだと思うからです。
僕はなんとかして、資本主義をやっつけたい。足元にひれ伏させたい。
だからといって資本主義を破壊しようとか、マルクス主義に傾倒するとか、共産党に入ろうとか、
そういったことは考えませんでした。
この憎たらしい資本主義システムを「上手に攻略しよう」と思った。
そして、自分が得た富は、
大事な彼女や、
資本主義に関係のない自分の作品(同人誌なり自費出版なり)
に還元しよう、
と、こういう姿勢で現在はいるわけです。
資本主義社会に生きる限り、
人間も空気も歌もとにかく世界に存在する何もかもすべてが
「商品」なわけです。
もちろんこのブログも、僕も、あなたも、立派な「商品」です。
グッドウィルなど「人材派遣会社」では
人間という「商品」を流通させて媒介して金を得るわけで、
言い方は悪いですがそれは「人身売買」なのです。
広告コピーライターの佐藤雅彦さんがおっしゃっていたことには、
「商品名に意識的に濁点音を使うと効果が高い」とのことで、
たとえば彼の発表した作品の
ばざーるでござーる
は非常に強いインパクトを与えたのではないかと思います。
(今の若い子は知らないかな?ばざ〜るでござ〜る♪あのメロディ…)
その観点で言えば、デッドゾーン、(デとドとゾ)というのは
なかなかすばらしいのではないか、
こう思ったわけです。
(あ、今思うと「ジョジョ」も濁音だね)
話がそれたので本流に戻ります。
2000年、
ガロが廃刊になり、
アックスさんとイーストプレスさんに持ち込みをして丁重なお断りをいただいた2000年の夏、
すごく暑い日だった。
漫画家を目指すことをいったんやめました。
これは本当にやりたいことではないんじゃないか?そう思ったからです。
今まで書いた漫画は押入れの奥に突っ込み、
Gペンやロットリングなど、すべて捨てました。
それから7年後に再びペンを取って漫画を描き始めたわけですが、
その空白の期間をライターの鶴岡さんにも言及されました。
「ぼくは16角形は頭が狂って死んだ」と思っていた人は少なからずいたみたいです。
生きてましたよ。半分死んでましたけどね。
音楽ゾンビ。
だけど漫画を描いていなかったときのほうが精神的に安定していたようにも思います。
僕にとって漫画を書くということは心の内面を抉り取るような作業で、
余計に精神世界の深みにはまっていくだけだからです。
で、漫画をやめて、
その代わりに、クラブDJになろうと思ったのです。

よく使っていたエイプのレコードバッグ。
でも、ああ、間違えたな。
2000年に戻って、僕に教えてあげたい。
本当は、芸人になりたかったんだろ?まあその話は今回はおいときます。
だけど、「わざわざ、なぜDJを?ふつうバンドとかしない?」って思いますよね。
それは、
演奏するよりも聴くほうが好きだったからです。
基本的にDJというものは、スクラッチ云々よりも音楽の知識、
どれだけ音楽を知っているかがモノを言うのです。
だから僕のようなオタク的資質を持った人間には向いている仕事だ、と思ったわけです。
(本当はバンド活動がしたくて、ニルヴァーナのコピーバンドを結成したり、
ギターをかじったりもしてみたのですが、
バンドメンバーとの軋轢とか、メンバー集めがめんどくさくなってしまった。
バンドって、たいがいみんな「ギター+ボーカル」をやりたがるんだよね
あとギターと歌は、どうがんばっても才能ないと思ったからです)
ケミカル・ブラザーズやコ・フュージョンなどユニットで活動されている方々を除けば、
基本的に、DJというものは一人でする表現活動。
その点で言えば漫画家と一緒です。
(ただこのとき、DJという職業に
僕の苦手な「人間関係」がどれほど重要であったかは、
まったく知らなかったわけですが…)
2000年の夏、Gペンを捨てたのと時を同じくして、
アルバイトをして貯めた金を費やし、
テクニクスのターンテーブルを二台と、ミキサーを一台買いました。
ああ・・・
話が枝分かればかりして目的地につかない!地図を持たない旅行のような文章ですが、
そのまま突き進んでみます。
何がいいたかったんだっけ?
そうだ、自分が作ったDJMIXを聞いてもらおうと思ったんだっけ。
みなさん、DJMIXってわかりますかね…?
クラブ文化には、ミックステープとか、ミックスCDっていう文化がありまして。
これは、DJのプレイを録音したもの、と考えてください。
DJを目指す人たちはみんなMIXテープやMIXCDを作ります。
もちろん僕も作りました。
これはかなり楽しいんですよ。
まるで自宅で作る手製ラーメンのようにシコシコ作れるからです。
MIXCDを作ることは、漫画を描くことに似ていますね。
部屋やスタジオにこもって一人で作業をする、という点で。
このブログから無料でダウンロードできるようにしておいたので、
よかったら聞いてみてください。
僕がやっていたジャンルはヒップホップではなく、
「ハウス」というやつです。
4つ打ちでドン・ドン・ドン・ドンと続く、
今で言う小悪魔アゲハ系の女の子が好きそうな、アレです。
ほか、APCとかラグシーとか代官山系のアパレルショップでもよく流れてます。
ハウスというジャンルも細分化されておりまして、
フィルターハウスからピアノハウス、ディープハウス、テックハウス、
エレクトロ、まあいろいろあるわけです。
その中で、僕は「ラテンハウス」というジャンルが大好きで
よく聴いていまして。
これは「ラテン音楽風味のハウス」を指します。
ラテン音楽は情熱的で、扇情的で、エロティックで…。
聴いていると心が沸き立ってきます。
クラブでDJをしたときもラテンハウスをよくかけていたのです。
まあ女でいうとこんな感じです。

で、自分の膨大なライブラリからお気に入りのラテンハウスをまとめて作ったのが、このMIX、
「deadzone mixing 2/latin mix」です。
http://www.mediafire.com/?1dymy10m2zn上記リンクをクリックして、「click here to start download」を選び、
保存先を選ぶと自動でダウンロードが始まります。
あとはファイルを解凍して、ipodなどで聴いてください。
itunesに入れるとき、曲順がずれちゃうかも知れないんで気をつけてください。
こういう音楽は流れがあるので、一曲目から聴いていただけないと意味がないのです。
【Deadzone Mixing 2】 Track List
1 Salome De Bahia / Outro Lugar(Deadzone Sueno Latino Pella mix)
2 Hardsoul / La Passion De Gozar
3 Key De Es / A Better Future
4 Everything But The Girl/Corcovado
5 Flights Of The Flamingos
6 Mondo Grosso / BLZ
7 DJ Disciple / Latin Love
8 Yolanda Wyns / I Know You,I Live You
9 Masters At Work feat.India / Backfired
10 Bibi / Summer
けっこう聴きやすい曲が多いと思うので、ぜひ聴いてみてください。
あー、長かった。一応目的地にたどり着いた。
マルクスとグッドウィルが出てきたときはどうしようかと思ったぜ。あとは、
このミックスCDに添える短編小説を今から書きます。
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真夏の虐殺的セックスタイトルだけ考えときました。
中原昌也さんの小説みたいなタイトルですねw
よしこのミックスの名前もそれにしよう。